元営業マン、カメルーンで教師になる

1994年26歳 求人広告/営業・ライター業務を経て退職。青年海外協力隊員としてカメルーンの小学校に勤務。充実した活動をアピールするよりも、現場経験のない自分が体当たりでどこまでやれるのか、そしてその中で感じた素直な気持ちを書いていきたいと思います。趣味はお茶と登山。

カメルーン日記

日本に帰国しました

日本時間の4月1日に、 成田空港へ到着し帰国することができました。 突如JICAから一時帰国が言い渡されてから、 任地を離れ、 首都ホテルでの待機生活など2週間の出来事でした。 こうして無事に帰国できたのも、 相次ぐ不測の事態に柔軟に対応して頂いたJICA…

暇を楽しもうぜ

またコロナ関連の話になってしまいます。 なぜなら、 空港閉鎖に伴い、 帰国することができず軟禁生活が続いているためです。 話を聞くと、 航空会社としては出国便を出したいみたいですが、 カメルーン政府がそれを許可せず、 結果フライトキャンセルが相次…

コロナショック②

①の続き。 結論から言うと、 カメルーンの隊員がどのように動くのか、 現段階では不透明であります。 なぜなら、 昨日の政府の発表により、 空港が閉鎖されてしまい、 身動きが取りづらくなってしまったためです。 具体的にはこんな感じ。 1. カメルーンの陸…

コロナショック①

最初は中国だけの話だったコロナウィルス。 それが人によって世界中に感染者が増え、 ついにアフリカの地まで感染者が増えてしまいました。 本当に色んな人が国境を跨いで、 様々な活動をしているのだと、 そしてこれがグローバル社会かと強く認識した 瞬間…

教員向け勉強会

最近読んだ本に、 人間は先の見通せる決められた報酬には、 魅力を感じ辛い。 緊張と緩和の不規則性こそ、 充実を感じる事ができる。 こんな事が書かれていました。 確かに最近の活動は、 慣れた授業をこなしていくだけの日々。 もちろん授業は楽しいけれど…

腐敗した組織にそれでも残る理由

最近は授業をやる事に手一杯になり、 最近は現場の先生とのコミュニケーションが 減ってきていると感じ意識的に会話するようにしています。 先日ある授業の間の休み時間に、 雑談の中で、1人の男性教員とキャリアや仕事観について 触れることがありました。 …

コロナの猛威がカメルーンにも

ニュースで話題のコロナウィルス。 カメルーンにいると日本の出来事が、 どこか他人事のように思えて、 あまり詳しく知らなかったのですが、 学校閉鎖の措置を講じたというニュースを聞き ウィルスの感染力の怖さを感じました。 カメルーンではまだ感染者は…

運動会に参加してカメルーンを感じてしまった

先日同期の幼児教育隊員が、 任地で運動会を開催するとのことで、 そのお手伝いに首都からバスで3時間離れた Eséka (エゼカ)という地域に行ってきました。 ちょうど首都ヤウンデと、 海に面しているドゥアラの中間地点に位置する エゼカは、ぼくが生活してい…

1年の中間報告

先日配属先である教育事務所で、 自身の1年間の活動報告会をしました。 前回の半年の時と同様に、 JICAからは調整員というスタッフが出席。 事務所からは事務所長や主要ポストの人だけでなく、 今回は現場の先生も数人選び、 午前の学校(以下アネックス) 午…

暇だから焚き火した

先週1週間は、 行事の準備のため授業はほとんどありませんでした。 1つは週末金曜日に初等教育省の人たちが、 ぼくの任地ムフーに視察に来たため。 日本でいう文科省の人たちが、 市町村にやってくるようなイメージであり、 学校の先生たちに聞いてみると、 …

本当に良い1日だった / 日本祭2020

2019年1月31日にカメルーンへ到着し、 現在ちょうど丸1年が過ぎました。 本当にあっという間の1年で、 色々な新鮮な経験が多い1年でした。 そして先日、 カメルーンで2回目の日本祭を迎えました。 カメルーンに赴任して数日後に、 訳もわからず参加した前回…

自己主張の強い子どもたち

生活リズムが戻り、 いつもの日常に戻り、 変わらず子どもたちに授業をしています。 今日は子どもの特徴の話。 以前から日本の子どもと比べて、 大きく異なるところが多いと感じていましたが その中でも特に違いを感じるのが、 子どもたちの主張の強さ。 カ…

活動初め

しばらく更新をお休みしていました。 日本で約3週間満喫し、 日本の住みやすさと便利さ、 そして居心地の良さを感じ、 自分はやっぱり日本人なんだと実感しました。 約1年ぶりの日本でしたが、 1週間程で感覚が日本に染まりました。 人はどの環境でも順応し…

久しい日本の生活

日本へ到着して、 1週間弱経ちました。 わかってはいるけど、 最大20日間の休暇を使っても時間というのはあっという間。 それでも 美味しいご飯。 暖かい風呂。 綺麗に洗濯された布団。 そして美味しい酒。 余すことなく堪能し、 クリスマスや年末の雰囲気に…

1年間の活動納め

12月20日金曜日は今年最後の 活動日でした。 日本学校と同じく、 約2週間の年末年始休暇に入ります。 といっても自分にとって最終週は、 先生たちは授業をやることはなく、 成績処理など事務作業ばかりで、 子どもたちにとっては少々退屈だったかもしれませ…

駒ヶ根訓練所を卒業して1年

そういえば先日、 駒ヶ根訓練所を卒業して丁度1年が経過したようです。 協力隊と縁がなければ来なかったであろう、 長野県駒ヶ根市に協力隊員を要請する訓練所があり、 隊員は語学を含め70日の訓練と共同生活をします。 細々と始めたこのブログでは、 カメル…

日本語教室はじめました

暇よりも忙しい方が何だかんだでいい。 会社を辞めて協力隊に参加するまでの数ヶ月のニート期間にそれを痛感しました。 今回新たな試みとして、 日本語教室を開催しました。 土日は活動がお休みで、 時間があるとのことで今回教育系の同期と協力して首都ヤウ…

任短も選択肢のひとつ

風の噂で、駒ヶ根訓練所時代の同期が 任短を選択し、 帰国するという話を先日聞きました。 そもそも任短とは、 任期短縮の略称で本来定められている任期を 途中で終えて日本に帰国することです。 全体の派遣数から何割程度が任短を選択しているのか、 具体的…

もっぱらの活動

週1更新を心がけブログの更新に努めて参りましたが、 先週は忙しくサボってしまいました。 というのも、 今までと活動スタイルが変わり、 現在は今まで活動していた学校に加え、 午後にもう1つ学校を担当することになったからです。 日本では馴染みがありま…

ここが決定的な違い

カメルーンと日本の教育システムの違いは 沢山ありますが、 カメルーンの学校で活動するからこそ 見えてくる日本と決定的な違いが見えてきます。 そしてそれと同時に、 日本の教育や先生たちは本当に素晴らしいと 思うばかりです。 その決定的な違いとは、 …

カメルーンは合理的だと思う。豊かさってなに?

カメルーンで生活していても、 カメルーン人を断片的にしか見れないため、 普段どんな生活をしているのか意外と見えないもの。 最近は仲良いカメルーン人には、 会話の中でお金の話や、余暇の過ごし方 進路の話や教育のことなど、 互いの国の一般的な話をよ…

謙虚になれよ!

ぼくは大学生時代、 ある番組にハマっていました。 その名は、 「マネーの虎」 2001年から2004年まで放送されていた、 リアリティ番組で、 金を求めた参加者が、 企業で成功を築いた社長たち(虎)の前で、 自分のビジョンを説明し、 金を出資してもらうという…

お茶を通して伝えたいもの

時を遡り10月の初旬。 2日に渡り在カメルーン日本大使館が主催する お茶会にお手伝いとして参加しました。 この日のために、 日本から裏千家の先生がカメルーンに直接赴き 来賓の方々にお茶を振舞っていました。 ※因みに、お茶の大きな流派は3つあり 表千家…

少しずつ変わり始めた

活動のお話。 最近はこの前の調整員や事務所長含めた会議の 意義が少しずつ見え始めてきたと感じています。 嬉しいことに、 会議の翌日、出席した校長先生たちが 先生を集めて会議の内容をフィールドバックし 改めてボランティアである自分と一緒に授業を作…

10/5は先生の日

昨日はカメルーン各地で大きなイベントがありました。 英語では、 「World teachers day 」 フランス語では、 「Journée mondiale des enseignants 」 といったように10月5日は世界的に、 先生の日として定められているようです。 日本ではあまり馴染みがな…