サマースクール開幕
バカンス期間の1ヶ月間。
いよいよ青年団体とタッグを組んだ、
孤児院の子ども達を含めたサマースクールが
始まりました。
まだまだ先だと思っていましたが、
本当に時間が経つのがあっという間です。
子どもは小学生を中心に約50名。
スポーツや音楽・ダンス・日本文化紹介など
色々なアクティビティを提供する予定です。
スタッフも私たち日本人以外にも、
イタリアのNGO団体の方がいたり、
国際色豊かなメンバーです。
先日、開幕のセレモニー後に
宝探しゲームのようなアクティビティを行いました。
街中にある目印を探し、
その周辺に落ちているお題カードを見つけ出し、
そのお題を実行しながらポイントを競うといったものでした。
ぼく自身もサマースクールのような経験は
初めてでしたのでとても新鮮でしたし、
何よりも子ども達の色々な一面見られてとても楽しかったです。
時間は限られているので、
価値あるものを提供したいという想いです。
しかしそんな気持ちとは裏腹に、
3つの懸念もあります。
・計画性
・準備不足
・情報共有
①計画性
これはカメルーン人ならではと思いますが、
見切り発車が本当に多いような気がします。
ザックリとしたプログラムはあるので、
ぼくたちが複数のコマを担当することは決まっていますが、
何時にどのコマを誰が担当するのか。
ここが不透明すぎて、
どうしたらいいか身動きが取りづらいという
場面が多々あります。
これに関しては、
まずはやってみて周りや
子どもの反応を見ながら、臨機応変にやっていくしかないと思っています。
中々計画通り綺麗に進まないのがカメルーン 。
それは滞在5ヶ月で理解しているつもりです。
全員の足並みを揃えて、
円滑に進められるように調整していきたいと
今は考えています。
②準備不足
これは計画性がないからこその当然の結果です。
例えば日本文化紹介で折り紙をやるにしても、
道具はどうするのか、フランス語でしっかり
説明できるのかなど色々問題は生じてきます。
いつやるのか不確定であるからこそ、
逆算した行動が出来ず、
ぶっつけ本番なんてこともあるかもしれません。
子ども達に価値ある物を提供したい。
それでも計画性の無さや準備不足で自分の納得いくものが提供できるのかどうか。
ここの葛藤とはこの1ヶ月付き合っていかなければいけないのかもしれません。
③情報共有
青年団体のスタッフ達との情報共有はもちろんですが、
大切なのは日本人同士の情報共有です。
今回のサマースクールでは、
ぼく以外にも近隣地域の協力隊員も参加してくれているため、
日本人の人数は5〜6人になります。
完全に一人一人が独立して、
自分のコマにだけ責任を持つ。
そんなスタイルなら最低限の情報共有で済むかもしれませんが、
今回は基本的に日本人は全員で何かをやるスタイルになります。
従って住む地域もバラバラなので、
誰が何時にどうやってサマースクール会場まで来て、どのように進めるつもりなのか。
全員が一人一人の行動や計画を把握しておく必要があると、ぼくは思います。
日本人同士なのでコミュニケーションは簡単ですが、
だからこそ求める物も必然的に高くなります。
全員で協力して進めていくからには、
各々が自発的に発信し、
連携を取っていきたいのですが、
正直足並みはバラバラです。
そこ辺りはよく話し合いながら、
進めていかなければと思っています。
9月の新学期の始まりを見据え、
頑張っていきたいと思います。