カメルーン人ってどんな人
昨年から初めてブログを始め、
比較的自分語りが多い内容だったと思います。
自身の備忘録としての意味合いもあったので、
継続するつもりですが、
せっかく今の立場があるので、
カメルーンのことや協力隊に関する内容も、
これから発信していきたいと思います。
今回はカメルーン人について。
公用語はフランス語と英語。
約250の民族がおり、それぞれに現地語を持つ
多様性溢れるカメルーン人。
民族の中でも、
〜族は勤勉、〜族は野蛮。
北部州の人はスラッとして
スタイル抜群の一方、
中央州の人は肥満の人が多い。
などなどカメルーン人から見ても色々と
性格やら文化が違うようです。
今回は、ぼくの主観で
カメルーン人の特徴を5つ
挙げたいと思います。
①時間にルーズ
日本ほど時間に厳しい国はむしろ少ないレベルですが、
ぼくとカメルーン人では時間に対する価値観は
大きく違うように感じます。
そもそも街を出歩いても、
外に時計がなく時間を頻繁に確認する習慣がないようです。
手持ちの携帯も充電切れで機能してない。
そんなことも珍しくありません。
彼らとの待ち合わせも、
かなりざっくりしており、
「le matin 朝」「le soir 夕方」
のようにざっくりとしています。
当然のように1時間や2時間の遅刻は当たり前で
今日も学校でオフィシャルの会議がありましたが、
2時間遅れのスタート。
裏を返せば我慢強いのかもしれません。
②信仰心が強い
30%がイスラム教で残りが現地宗教。
最も多いキリスト教の人たちは、
毎週日曜日にはお祈りをしに教会へ行き、
ノリのいい歌やダンスを捧げています。
彼らの中には、
キリストの大きな写真や像などが
飾られている家庭も多く、
その信仰心の強さにはじめは驚いた記憶があります。
また愛国心も強く、
学校では毎朝校歌ではなく国家を歌うほどです。
③辛い物好き
カメルーンの料理は様々ですが、
全ての料理に共通して、
「Piment 唐辛子 」を大量に添えて食べています。
直接ではなく、
細かくすり潰してオイルと一緒に和えた
調味料のような使い方をしており、
レストランだけでなく、
どの家庭にも必ず添えて出されます。
④おしゃれ好きが多い
アフリカと言えばアフリカ布が有名で、
それはカメルーンも同じです。
布屋さんに行くと、
数え切れないアフリカ布がズラっと並んでいます。
日本人にとってはとても派手すぎる印象を受けますが、
周りの目を気にするより、
自分の着たいものを着る。
そんな価値観なのでしょう。
また布は仕立屋さんに持ち込み、
オーダーメイドをするため、
自分だけのお気に入りの1着を、
しっかり着こなしています。
⑤自己主張が強い
とにかく自分の思ったことは、
周りを遮ってでも言いたい。
これは子ども大人関係なく、
全てのカメルーン人に共通すると思います。
従って、会議中に大声で口論することもよくあります。
嬉しい時はダンスをしたり、
全身で喜びを表現するなど、
自己主張が強い分、
喜怒哀楽がわかりやすい印象を受けます。
日本では忖度という言葉が一時期流行りましたが、
そんな文化は一切なし。
例え上司であっても自分の主張は中々曲げず、
むしろ食ってかかる態度は、
中々逞しいものです。
ですが彼らがミスした時の言い訳と、
責任逃れには肩透かしを食らってしまいます。
以上5つでした。
もちろんこれ以外にも挙げたらキリがありません。
住んでみて泥臭く一緒に過ごしたからこそ
わかることもありますが、
ぼくたち日本人と大きく
価値観が異なるからこそ、
中々難しい部分もあります。
その泥臭さが協力隊の1番の良さであり、
悩みの種なんだと思います。