元営業マン、カメルーンで教師になる

1994年26歳 求人広告/営業・ライター業務を経て退職。青年海外協力隊員としてカメルーンの小学校に勤務。充実した活動をアピールするよりも、現場経験のない自分が体当たりでどこまでやれるのか、そしてその中で感じた素直な気持ちを書いていきたいと思います。趣味はお茶と登山。

カメルーン人ってどんな人

昨年から初めてブログを始め、

比較的自分語りが多い内容だったと思います。

 

自身の備忘録としての意味合いもあったので、

継続するつもりですが、

せっかく今の立場があるので、

カメルーンのことや協力隊に関する内容も、

これから発信していきたいと思います。

 

 

今回はカメルーン人について。

公用語はフランス語と英語。

約250の民族がおり、それぞれに現地語を持つ

多様性溢れるカメルーン人。

 

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民族の中でも、

〜族は勤勉、〜族は野蛮。

北部州の人はスラッとして

スタイル抜群の一方、

中央州の人は肥満の人が多い。

 

などなどカメルーン人から見ても色々と

性格やら文化が違うようです。

 

 

今回は、ぼくの主観で

カメルーン人の特徴を5つ

挙げたいと思います。

 

 

①時間にルーズ

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日本ほど時間に厳しい国はむしろ少ないレベルですが、

ぼくとカメルーン人では時間に対する価値観は

大きく違うように感じます。

 

そもそも街を出歩いても、

外に時計がなく時間を頻繁に確認する習慣がないようです。

手持ちの携帯も充電切れで機能してない。

そんなことも珍しくありません。

 

彼らとの待ち合わせも、

かなりざっくりしており、

「le matin  朝」「le soir  夕方」

のようにざっくりとしています。

当然のように1時間や2時間の遅刻は当たり前で

今日も学校でオフィシャルの会議がありましたが、

2時間遅れのスタート。

 

裏を返せば我慢強いのかもしれません。

 

 

②信仰心が強い

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カメルーン人の50%がキリスト教

30%がイスラム教で残りが現地宗教。

 

最も多いキリスト教の人たちは、

毎週日曜日にはお祈りをしに教会へ行き、

ノリのいい歌やダンスを捧げています。

 

彼らの中には、

キリストの大きな写真や像などが

飾られている家庭も多く、

その信仰心の強さにはじめは驚いた記憶があります。

 

また愛国心も強く、

学校では毎朝校歌ではなく国家を歌うほどです。

 

 

③辛い物好き

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カメルーンの料理は様々ですが、

全ての料理に共通して、

「Piment 唐辛子 」を大量に添えて食べています。

 

直接ではなく、

細かくすり潰してオイルと一緒に和えた

調味料のような使い方をしており、

レストランだけでなく、

どの家庭にも必ず添えて出されます。

 

 

④おしゃれ好きが多い

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アフリカと言えばアフリカ布が有名で、

それはカメルーンも同じです。

 

布屋さんに行くと、

数え切れないアフリカ布がズラっと並んでいます。

日本人にとってはとても派手すぎる印象を受けますが、

周りの目を気にするより、

自分の着たいものを着る。

そんな価値観なのでしょう。

 

また布は仕立屋さんに持ち込み、

オーダーメイドをするため、

自分だけのお気に入りの1着を、

しっかり着こなしています。

 

 

⑤自己主張が強い

とにかく自分の思ったことは、

周りを遮ってでも言いたい。

これは子ども大人関係なく、

全てのカメルーン人に共通すると思います。

 

従って、会議中に大声で口論することもよくあります。

 

嬉しい時はダンスをしたり、

全身で喜びを表現するなど、

自己主張が強い分、

喜怒哀楽がわかりやすい印象を受けます。

 

日本では忖度という言葉が一時期流行りましたが、

そんな文化は一切なし。

例え上司であっても自分の主張は中々曲げず、

むしろ食ってかかる態度は、

中々逞しいものです。

 

ですが彼らがミスした時の言い訳と、

責任逃れには肩透かしを食らってしまいます。

 

 

 

 

 

以上5つでした。

もちろんこれ以外にも挙げたらキリがありません。

住んでみて泥臭く一緒に過ごしたからこそ

わかることもありますが、

ぼくたち日本人と大きく

価値観が異なるからこそ、

中々難しい部分もあります。

 

 

 

その泥臭さが協力隊の1番の良さであり、

悩みの種なんだと思います。