元営業マン、カメルーンで教師になる

1994年26歳 求人広告/営業・ライター業務を経て退職。青年海外協力隊員としてカメルーンの小学校に勤務。充実した活動をアピールするよりも、現場経験のない自分が体当たりでどこまでやれるのか、そしてその中で感じた素直な気持ちを書いていきたいと思います。趣味はお茶と登山。

「悲報」Delf試験延期

来月6日にフランス語の試験Delfを受ける予定でしたが、

受験生の安全を整える準備のためということで、

試験が延期になってしまいました、、、

 

Delf受験の経緯はこちら

 

kyouryokutai.hatenablog.jp

 

仕事をしていないため、

有り余る時間があり、

試験勉強の時間を確保することは難しくありませんでした。

 

だからこそ、

自分の実力を確かめるチャンスとして意気込んでいたばかりに、

延期は残念な結果でした。

 

試験は8月か9月を予定しているようで、

しばらく時間が空きそうです。

 

 

そもそも一時帰国の身分であるため、

万が一カメルーンに戻れるかもしれない!

そうなったら余計不都合のため、

かなり悩ましい状況でした。

 

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少し焦っている現状

実は最近少し焦っている自分がいました。

今は実家で過ごしており、

扱いは日本へ一時出張という形のため、

生活は保障されています。

 

外出することもないので、

省エネの生活をしているため、

特に生活に不安があるわけではありません。

 

しかし、再びカメルーンに戻れる可能性があるかわからない。

むしろ厳しい状況において、

6月末には発表されるであろうJICAからの発表を待っています。

 

このまま戻れなかったら自分のカメルーンの活動は、

何も成果なしで終わってしまう。

もともと次のステップへと繋げるための自己投資の2年と覚悟していたこともあり、

思わぬ計画の破綻に焦りがあるのです。

 

だからこそ、

せめて自分の頑張りを客観的に証明できるように、

フランス語は頑張ろう。

そう思っていました。

なので今回の受験に至ったわけです。

 

頭では資格はあくまでも資格であり、

本当の目的はフランス語を使ってカメルーンの人との活動をより円滑にしたい。

またフランス語圏の人たちとコミュニケーションが取れるようになりたい。

そんな思いがありました。

 

しかし成果を求めて焦ってくると、

本来の目的を忘れて、

自分の安心感を得るためにも資格取得に走る傾向はあるようです。

今のぼくはその1人でした。

 

 

 

盲点だった別のやり方

Delfが延期で返金対応もないとのことで、

完全に詰んだように思えたのですが、

試験を運営するアンスティチュフランセによると、

別の試験に振替ができるとの内容がありました。

 

その試験は、

TCF(Test de Connaissance du Français)でした。

 

TCF (Test de Connaissance du Français) は、フランス国民教育省が認定した総合的なフランス語学力を測るテストです。点数に応じて受験者のレベルを、言語に関する欧州共通基準 (CECRL) の6段階で判定します。TCFは、自分のフランス語能力を英語のTOEICのように素早く確実に測ることを望む、16歳以上の方全てを対象としています。また、DELF・DALFの受験に際し、どのレベルを受験するべきかの判断基準にもなります。受験者にはテストの成績を記載した証明書(有効期間2年)が発行されます。

TCFは国際基準・統一規格の語学試験で、3つの分野がある必須試験と2種類の補足試験があります。

順応性とシンプルさをあわせ持つTCFは、フランス留学をお考えの方や海外で活躍される方のご要望に最適な試験です。TCF Québec は、TCF TP(一般)の必須試験と補足試験の口頭表現試験の受験に相当します。

■TCFのメリット

・TCFには不合格はありません。全ての成績に対して公式証明書が発行されます。各分野に関する自分のフランス語の実力を、欧州共通基準(CECRL)の6段階のレベル(A1 / A2 / B1 / B2 / C1 / C2)で正確に把握することができます。

• TCFの試験形式は日本人の学習習慣になじみやすいものです。解答選択方式の答案はフランスでスキャナー読み取りによって採点され、シンプルで効率的、かつ客観的なテストとなっています。補足試験(オプション)はCIEP(国際教育研究センター)の研修を経て資格を取得した採点官チームによっ
て、二重点検方式で採点されます。

 日本フランス語試験管理センターHPより

 

これはDelfとは異なり、

合否がないのが最大の特徴のようです。

従ってTOEICのように、マーク式でスコアを積み上げていく方式で

読解力やリスニング力など各項目ごとに自分がどのレベルなのか、

知ることができる試験です。

 

 

これを見て、

「あれ、Delfよりこっちの方がいいかも」

そう直感的に思いました。

 

 

そんなことで、

今回はTCFの試験を受けることにしました。

正確にはTCF SOというオンラインで受験ができるそうなので、

試験後はすぐに自分の結果がわかります。

(Delfだと1ヶ月はかかるそうです。)

 

記述式やオーラル試験がどうなるかわかりませんが、

とりあえず受けることができそうで一安心です。

 

 

 

決めつけが良くなかった

当初なぜフランス語試験の中でDelfを選んだのか。

それはフランス語検定と並ぶ、

みんなが受けている王道の試験だったためです。

従ってそれ以外の受験は全く検討外でした。

 

しかし蓋を開けてみると、

今の自分にはむしろTCFの方が求めているものが近かったのでした。

 

もっと冷静に事前準備として情報収集をすべきだったと反省する一方で、

今回の機会で新しい試験を受けるきっかけになったという

ポジティブな気持ちがあります。

 

 

改めて固定概念による決めつけは無意識に起きてしまうので、

気をつけないといけない。

そんな戒めにもなった出来事でした。