元営業マン、カメルーンで教師になる

1994年26歳 求人広告/営業・ライター業務を経て退職。青年海外協力隊員としてカメルーンの小学校に勤務。充実した活動をアピールするよりも、現場経験のない自分が体当たりでどこまでやれるのか、そしてその中で感じた素直な気持ちを書いていきたいと思います。趣味はお茶と登山。

ぼくのデビュー戦

任地に配属されて2週間。

 

担当する学校は決まり、

現在は各クラスの授業を

見学させて頂きながら

時間割を固めている段階です。

 

音楽・体育は一応実施されていますが、

1週間に1コマ程度と少なく、

図工に至っては実施がされていない状況です。

 

そんな状況の中、

どんな授業にしようかと考えていた矢先に、

早速授業をする機会を頂きました。

 

音楽・体育・図工

それぞれの科目を1コマずつ行いました。

 

 

音楽

最初は慣れ親しんだ物から入ろうと考え、

幸せなら手をたたこう」の

フランス語訳をみんなで歌いました。

初めて見るウクレレに興味を持ちながら、

元気いっぱいに歌いました。

手をたたく以外のアクションも、

子どもたち自身で考え、

バリエーション豊かな曲になりました。

 

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体育

日本でいう1年生にあたるクラスでした。

中学年からハンドボールを行います。

そこでボールを使った活動が

好ましいとのことで、

ボールを使ったアクティビティを行いました。

 

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図工

折り紙を紹介し、

簡単な紙飛行機をみんなで作り、

グラウンドで飛ばしました。

子どもによっては、

より遠くに飛ぶように、

翼の折り方を変えたり、

工夫が見られました。

 

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内容を振り返ると、

授業というには、

おこがましい内容ですが…

 

楽しそうに授業を受ける子ども達を見て、

とても嬉しくなりました。

 

しかし、

それと同時に課題も見えてきました。

 

 

当然といえば当然ですが、

カメルーンでは二の次にされがちな情操教育。

目新しい活動に戸惑ったり、

こちらの指示が上手く

伝わらない場面もありました。

 

例えば体育。

等間隔に広がったり、

整列をすることに慣れていないが故に

時間がかかってしまいます。

 

また先生側も、

自分の代わりに授業をやってくれると思い、

ぼくが授業をしている間は、

我関せず。

そんなスタンスの先生もいらっしゃいました。

 

まだまだ、子ども・先生

どちらとも密なコミュニケーションが

必要であるとともに、

こちらの意図を最大限伝える努力が必要だと、

痛感しました。

 

 

でもやっぱり子どもは素直でかわいい。

物が無くても好奇心は十分。

そんな彼ら彼女らに、

自分は何ができるのか。

日々考えながら、

進んでいきたいと思います。

 

 

正直、経験値がない分

授業をすることにまだ抵抗がありましたが、

あれこれ考える前に、

まずやってみる。

 

そして発見した課題に対して、

向き合っていきたいと思います。