元営業マン、カメルーンで教師になる

1994年26歳 求人広告/営業・ライター業務を経て退職。青年海外協力隊員としてカメルーンの小学校に勤務。充実した活動をアピールするよりも、現場経験のない自分が体当たりでどこまでやれるのか、そしてその中で感じた素直な気持ちを書いていきたいと思います。趣味はお茶と登山。

ようこそ孤児院へ

現在は2週間の休暇期間。

活動は全くできないため、

休暇明けの準備をしているところ、

面白い話を聞きました。

 

先輩隊員から、

「近くに孤児院があって、

代表が会いたがってるから行ってみない」

そんな一言から始まりました。

 

元を辿ると、

過去の隊員が活動とは別で、

関わりを持っていたらしく、

その流れで代々受け継がれているそう。

 

 

ということで、

孤児院に行ってきました。

 

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下は3歳から上は中学生くらいの子どもが、

そこにはいました。

 

まだ外国人慣れしていないのか、

遠くからこちらを眺めている。

そんな子ども達も多かったですが、

手を振ったら返してくれるのは、

嬉しいですね。

 

 

ぼくが訪問したところは、

約20人ほどが共同生活を送っている施設でした。

男女で部屋は別れており、

小さい子ども達は2段ベッドのある一室で、

寝ていますが、

中学生の子ども達は個室で生活しており、

プライベートは守られているなという印象。

 

意外だなと思ったのは、

施設の設備が整っていること。

テレビがあったり、

洗濯機までも。

 

あれ我が家よりも、

充実した環境だな…

 

話を聞いてみると、

洗濯機はアメリカの団体から寄付で貰ったが、

洗剤を買うお金がないから

使ってないとのこと。

 

…かなりもったいない

改めて寄付や支援の難しさを感じました。

 

 

庭には広大な畑と、

池があり、

野菜栽培と魚の養殖を行なっているとのこと。

 

養殖は稚魚が全滅して、

現状池のみ。

 

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子どもにとっての環境は、

十分揃っていそうなので、

あとはそれを生かすアイデアを提案したい。

そう思っています。

 

 

 

そして別日には、

孤児院の子ども達を対象とした、

サマースクールを運営する方ともお会いしました。

政府からの援助で運営してるそうで、

7〜8月の1ヶ月間

しっかりカリキュラムに基づき、

実施しているとのこと。

 

サマーキャンプのような事も、

毎年やっているようでとても楽しそう。

 

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夏休み期間中は、

自分の学校もお休みのため、

孤児院のお手伝いをしながら、

複数コマを持たせてもらえることになりました。

 

学校と違って、

かなりの裁量があるので、

普段教える音楽や体育以外に、

日本語や日本文化の紹介もできそうで、

これからが楽しみです。

 

 

 

またサマースクールには、

孤児院の子どもだけでなく、

近所の子どもも集まるそうですが、

また学校とは違った、

子どもとの関わりができそうで、

良い勉強になりそうです。

 

まだまだ孤児院の組織体制や、

その背景。

孤児となる要因についてなど、

わからないことだらけですが、

徐々に勉強していきたいと思います。