3ヶ月の振り返り
現在、
首都のヤウンデにいます。
jicaのオリエンテーションがあり、
カメルーンの支援状況や
制度の理解を深めるだけでなく、
同期隊員の3ヶ月活動報告も共有しました。
みんな頑張っていて、
良い刺激になりました。
ついに移動禁止期間も終了になるため、
実際に他の隊員と一緒に活動したり、
活動の様子を見学したり、
色々チャレンジしてみたいですね。
さて、
ぼく自身はこの3ヶ月を振り返り、
どうだったのでしょうか。
◆活動
3月頭から任地配属になりました。
改めて思うことは、
現地の人が日本人慣れしていること。
長年に渡り教育系の隊員が
入っていることもあり、
友好的な人が多い印象です。
図工・音楽・体育の要請で、
図工はそもそも物がほとんどありません。
ノートとペンで何かできるものを考えるか、
1クラス60〜80人分の材料を用意するか。
まだまだ検討段階のため、
一旦図工は保留。
音楽は歌詞を黒板に書いて、
ひたすら繰り返し歌い覚えるやり方が主流。
週1コマしかないため、
音楽をやると聞くと子どもは大喜び。
ダンスもとても上手。
ただ歌うだけでなく合唱や、
ドレミの音階を使って簡単な演奏をするなど、
子ども主体で楽しい音楽を提案していきたいです。
体育はとにかく人数が多いため、
一人一人の運動量が少ないことが課題。
80人に対してボール1個で、
列を作ってパス練習をしている光景を見たときは、
衝撃でした。
物がなくてもできる授業と、
物を使って授業の2パターンから、
色々なアクティビティを提案していく予定です。
大前提は、子どもの待ち時間を極力減らす
全員参加型の授業。
◆生活
初めてのアフリカ。
2月は首都で同期と集団生活。
そして任地で初めての一人暮らし。
そんなスタートでした。
改めて思うのは、
本当に日本の常識が通用しないこと。
ぼけっと歩いてたら車やバイクに轢かれるし、
日本人という目立つ立場から、
常に絡まれ時には嘲笑われることも。
停電や断水も当たり前、
「今日は電気ないから仕事できないよ」
停電=経済が止まるというのにも関わらず、
当たり前に受け入れるカメルーン人。
一方で、
遠い島国の日本を好きと言ってくれる人。
初対面にも関わらず、
色々面倒見てくれる人。
電気や水が復活した時の喜び。
毎日が一喜一憂で、
あっという間の3ヶ月でした。
そして旅行ではなく生活するということ。
ぼくたち日本人の価値観が、
特別だという事も気付かせてくれました。
もちろんそれは良い部分もあり、
悪い部分もあります。
今はこの価値観の違いを楽しみ、
それを受け入れる器量を身に付けたいと思っています。
纏まりのない文章になってしまいましたが、
大きな病気や怪我もなく、
まず3ヶ月やったという結果は、
丸だと思います。
活動は正直まだまだなので、
これからは活動を通して見つけた
課題やニーズを明確にし、
それに対してのアプローチをしたいと思います。
やりたい事
・合唱会や運動会などのイベント
・孤児院の活動や教育実習生に対するアプローチ
・栄養と食育
(地元のレストランと協力できたら丸)
などなど密かに自分のやりたい事を、
実現のために頑張りたいです。
(任地Mfouにて)