元営業マン、カメルーンで教師になる

1994年26歳 求人広告/営業・ライター業務を経て退職。青年海外協力隊員としてカメルーンの小学校に勤務。充実した活動をアピールするよりも、現場経験のない自分が体当たりでどこまでやれるのか、そしてその中で感じた素直な気持ちを書いていきたいと思います。趣味はお茶と登山。

グループワークをやってみたかった

学校の子どもや

先生たちからの認知度も落ち着き、

比較的先生に助けてもらいながら授業をしています。

 

僕は現在、

音楽と体育を中心の時間割で動いています。

個人的に音楽の方が全員参加で好きなので、

音楽には力を入れています。

(体育は体操着忘れが多く見学者が多い)

 

音楽の導入では、

必ず「ドレミ」の音階を取り入れた

アクティビティをしています。

ゆくゆくは、

単音を聞いてどの音かわかる程度になったら

嬉しいなと淡い期待と

夢を見て取り組んでいます。

 

 

カメルーンでは教師主体の講義型が一般的。

グループワークで子ども同士の学び合い、

そんな概念はないようです。

 

そこで今回は、

空き瓶に水を入れて音の変化を感じ取るという

授業をやってみました。

(同期隊員が見学に来たので、

正直、張り切っていました)

 

60人に一人一人空き瓶を用意できないので、

必然的にグループワークという形式の授業に

なりました。

 

 

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結果…

 

 

 

子ども達は楽しんでいた様子でしたが

個人的には失敗でした。

 

 

前述したように、

グループワークは子ども主体で学び合うことを

目的に置いていると、ぼくは考えています。

そのためには、

当然教師サイドで子どもの意見を掘り下げたり

何かに着目させたりする必要があります。

 

 

ここである問題が発生します。

あれ、

子ども達が何言っているのか聞き取れない。

言いたいことがスラスラ出てこないから、

事前準備で言いたいことを紙に纏めて、

読んでいるけど、

それって講義形式と何ら変わらないのでは。

 

そう、

自身の語学力レベルの低さから、

今の自分にはとても子どもの意見を聞いて、

授業を回すようなことは出来ないという事に

今更ながら気付きました。

 

 

結局、音楽の授業の最後に

水を入れたら音がどう変わったか尋ねても、

子ども達から意見は出ず、

先生が答えを言ってしまう始末に。

 

 

今まで講義形式に慣れ親しんだこともあり、

答えがマルかバツのはっきりした問題は、

積極的に答えてくれるけど、

どのように思う(英語でいうhow)の質問は、

かなり弱いと実感しました。

 

 

日常生活をする上では、

そこまで困らない程度にはなった

フランス語も、

授業となると全くの別問題だと思いました。

 

悔しい1日でしたが、

これも糧にしていきたいです。