元営業マン、カメルーンで教師になる

1994年26歳 求人広告/営業・ライター業務を経て退職。青年海外協力隊員としてカメルーンの小学校に勤務。充実した活動をアピールするよりも、現場経験のない自分が体当たりでどこまでやれるのか、そしてその中で感じた素直な気持ちを書いていきたいと思います。趣味はお茶と登山。

ローランドから考える国際協力

「オレか、オレ以外か。」

 

数々の名言で注目を集めている

歌舞伎町No. 1ホストの

ローランドという方がいます。

 

 

ぼくは元々YouTubeで知りましたが、

最近はメディアにも積極的に出演し、

より注目が集まっているそうです。

 

金髪ロングといった、

一見するとチャラチャラしていそうなルックスとはかけ離れた、

プロ意識やストイックさを独特のユーモアを通して

発信している姿が世間にウケているのかな。

そんなように思います。

 

 

 

今日はなぜそんなローランドから、

国際協力を考えるのかと言うと、

3月頃出版されたローランド初の著書。

 

「オレか、オレ以外か。ローランドという生き方」

 

その印税をカンボジアの学校建設資金として

寄付したというニュースを見たからです。

 

 

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ぼくもそのニュースを聞いて、

早速読んでみました。

具体的な内容は長くなるので触れませんが、

ローランドが生み出した数々の名言を紹介し、

その背景や考え方を解説していく。

そんな構成で非常にサクサク読める内容だったと個人的には思います。

 

もう少し下積み時代の苦労話だったり、

トップへ駆け上がるまでの話を掘り下げて欲しかったとも思いますが、

ブランディングを考えると色々あるのかもしれません。

ですが、名言とされている言葉の真意に

共感する部分は多く、

カッコいい人だなぁと改めて思いました。

 

 

長くなりましたが、

ローランドの今回の印税寄付で学校建設に

貢献するという行動は、

立派な国際協力の1つだと思いました。

(ローランド以外にも沢山寄付による

国際協力をされている方はいます)

 

 

そもそも国際協力としての関わり方とは

何なのでしょうか。

NGONPO

国際機関や開発コンサルタント企業、

そしてぼくたちのような協力隊といった

様々な組織や現場で活動する方々が、

国際協力をしていると思われがちだと思います。

 

協力隊の話を聞いても、

「国際協力をしたかった」

といった声は多く聞きます。

 

 

この話を聞くと、

就活あるあるでよく聞くお話。

 

「自分の地域や社会貢献をしたいから公務員がいい」

 

このような発言をする就活生に対して、

法人税を納めるのも立派な社会貢献だよ」

 

そんなエピソードを思い出してしまいます。

 

 

ぼく自身も国際協力について全然理解が乏しく

考えている最中ですが

上記で挙げた国際協力組織に属する以外にも、

・募金や寄付

・国内のボランティア活動

・国際問題について考えてみる

フェアトレードなど関連商品を購入する

(今回ローランドの著書もこれに当たると思います。)

 

金銭やマンパワー以外にも

挙げたらキリがないほど、

アプローチの方法はあると思います。

 

 

少々強引ですが、

協力隊員の活動資金は日本の税金の一部が

使われているという現状を考えると、

全ての納税者は既に国際協力の一翼を担っているとも言えるとぼくは思います。

 

 

そう考えると、

結局は国際協力のアプローチは、

自分が国際協力をしていると実感し易いかそうではないか。

ここに尽きてくるのではないのでしょうか。

 

国際協力のやり方は決して、

お金を払うだけではありませんが、

わかりやすく例えると

 

国際協力のためのお金を生み出す人(投資する人)

そのお金を集めて運用する人

そのお金を現地で活かす人

 

この流れで結果、

現地の人達が豊かになっていくと思います。

 

当然、現地に入り込めば入り込むほど

その成果が目に見え易いので、

国際協力をしている実感は強い傾向があります。

 

しかし、貢献度がそれに比例するとも

限らないと思います。

 

 

今回のローランドは日本に居ながらも

寄付によって、

何百万というお金がカンボジアのために

使われ貢献させることになります。

 

では現場で協力隊で活動する自分は、

この何百万分の何か価値を提供できているのでしょうか。

 

そう言われると中々厳しいですね、、

 

 

つまり国際協力で貢献したいという場合、

日本国内や途上国以外の国で、

富を築き、それを途上国に分配する

そんな方法も大いにアリだとぼくは思いました。

先進国の方がビジネスチャンスの規模も

大きいと思います。

 

 

だからこそ、

結局自分はどの環境で、

国際協力にどう関わっていきたいのか。

ここを明確に答えを出した上で、

進んでいかないといけないのかなと。

 

ぼくも今回のローランドの著書で、

改めて自分の考えを整理して、

帰国後の身の振り方も考えないといけないなぁと思いました。

 

 

結局どの進路に進んでいても、

人生の主人公は自分であり続けたいですね!

 

最後はローランドの名言をお借りして、

締めたいと思います。