元営業マン、カメルーンで教師になる

1994年26歳 求人広告/営業・ライター業務を経て退職。青年海外協力隊員としてカメルーンの小学校に勤務。充実した活動をアピールするよりも、現場経験のない自分が体当たりでどこまでやれるのか、そしてその中で感じた素直な気持ちを書いていきたいと思います。趣味はお茶と登山。

サマースクール折り返し

月曜日〜土曜日までサマースクールがあり、

体力的に疲れることも多いけど、

充実感のあるサマースクールもいよいよ折り返しとなりました。

 

 

当初は不安だらけでしたが、

最初の1週目を過ぎて、

子どもや自分たちスタッフも環境に慣れてきた感覚があり、

臨機応変に進めています。

 

特にスタッフ間のコミュニケーションは密にしており、

自分たちの担当の駒と時間を確認し、

前日にリマインドすることはもちろん、

数日前から授業で必要な道具を伝えておくことで、

漏れをなくす努力をしています。

 

ボランティアとして入っている、

イタリア人とブラジル人のスタッフも非常に協力的で、

彼らに説明し、それを子どもたちに説明してもらうと言った流れも板についてきました。

 

 

以前の投稿で懸念していた日本人同士のコミュニケーションも、

事前にそれぞれの担当やサポートをどのように行うのか動きを決めておくことで、

十分ではないフランス語力をカバーできる程になってきました。

 

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さてここまで2週間で、

様々なアクティビティをやりました。

・ピアノ

・伝統ダンス

カメルーンの現地語(エウォンド語)

・中国語

・体を動かすカメルーンの遊び

・演劇の練習

・パーム油の工場見学

平和教育

 

そしてぼくたちは、

・歌

・書道

・水を使った実験

・折り紙

・デッサン

・工作

・日本の遊び

・日本語

などなど体験型の授業を意識して、

子どもたちと取り組んでいます。

 

 

やはり学校と異なり、

青年団体主催のサマースクールだけあって、

裁量がかなりあるように感じます。

カメルーンの公立小学校では、

資金面などで中々実現が難しそうな工場見学も、

バスを手配して移動する力の入れようです。

工場では目の前で実際にパームの加工工程を

見せてくれたお陰で子ども達も興味津津の様子でした。

 

平和教育では、

外部のNGO団体を招いて講義を受けていました。

テーマは少年兵で、紛争の現実を理解しながら話を進めていました。

 

 

カメルーンの学校現場では、

椅子に座って先生の板書を写す。

これが一般的です。

 

一方今回のサマースクールでは、

色々な物を作ったり、体験したりした先の

学びを得ようとしています。

 

ぼくたちが提供した物が、

確実に知識として定着するかどうかはわかりませんが、

このサマースクール期間はいつもと違う

ちょっと面白い体験ができたな。

そう子ども達が感じられるように、

残りの折り返しも頑張りたいと思います。