元営業マン、カメルーンで教師になる

1994年26歳 求人広告/営業・ライター業務を経て退職。青年海外協力隊員としてカメルーンの小学校に勤務。充実した活動をアピールするよりも、現場経験のない自分が体当たりでどこまでやれるのか、そしてその中で感じた素直な気持ちを書いていきたいと思います。趣味はお茶と登山。

10/5は先生の日

昨日はカメルーン各地で大きなイベントがありました。

 

英語では、

「World teachers day 」

フランス語では、

「Journée mondiale des enseignants 」

といったように10月5日は世界的に、

先生の日として定められているようです。

 

日本ではあまり馴染みがないのが残念ですが、

カメルーンではこの日の為にデザインされた

特別な布を仕立て、

お祝いをする風習があります。

 

 

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先生に感謝をするのもそうですが、

日頃の労を労う意味合いが強いように感じました。

 

先生たちのための日なので、

他の人々は普通の土曜日。

 

しかし先生の布を着て街を歩くと、

周りから「Bonne fête 」(よい記念日を)

と沢山の人から声をかけられ、

温かい雰囲気で街が包まれているような、

そんな印象でした。

 

 

嬉しいことに、

ぼくも学校で働く先生として式典やら、

食事会に参加させてもらいました。

 

開始時刻は9時。

ですがそこはカメルーン

当日ギリギリに仕立て屋さんに服を受け取りに行く人もいるようで、

なんとなく人が集まり始めた10時半ごろに開始。

 

我らの教育事務所長のスピーチや、

余興の歌やダンスに始まり、

最後は道を封鎖して、

先生全員で街を行進しました。

 

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その後は各学校ごとに、

レストランやバーで打ち上げをします。

 

ぼくは教育事務所の方々と、

市役所で行われた食事会に参加し、

その後教育事務所で飲み直し。

さらに全員でレストランへ行き、

再び飲み直し。

 

なかなかハードな1日でしたが、

先生たちと楽しく盛り上がったので、

良しとしましょう。

 

 

ムフーへ来て7ヶ月が過ぎました。

ですが、最近になって初めましての挨拶をすることが増えてきました。

 

今まで何となく仲のいい先生や、

事務所の人とコミュニケーションを取っていましたが、

自分の中でそれぞれの人の仕事や役職を理解するようになり、

この提案は誰に相談すべきなのか意識するようになりました。

 

きっかけは、

先週の事務所で行われた会議です。

 

 

有難いことに、

あの日を境に今まで関わりの薄かったポストの方々から声をかけてもらえることも増え、

支援してくれる姿勢を見せてくれています。

 

 

活動はまだまだ軌道に乗ったと言い難い状況ですが、

少しずつ周りの理解を得始めているのかなと

思います。

 

 

普段はちょっとお堅い人や、

近寄り難い人も、

先生の日当日はみんなが笑顔で、

お祝いをしていたのを見ると、

こちらから歩み寄る余地はまだまだ沢山あると思いました。

 

 

事務所と現場とのギャップはまだまだありますが、

前向きに進んでいきたいです。

 

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