元営業マン、カメルーンで教師になる

1994年26歳 求人広告/営業・ライター業務を経て退職。青年海外協力隊員としてカメルーンの小学校に勤務。充実した活動をアピールするよりも、現場経験のない自分が体当たりでどこまでやれるのか、そしてその中で感じた素直な気持ちを書いていきたいと思います。趣味はお茶と登山。

暇を楽しもうぜ

またコロナ関連の話になってしまいます。

 

なぜなら、

空港閉鎖に伴い、

帰国することができず軟禁生活が続いているためです。

 

 

話を聞くと、

航空会社としては出国便を出したいみたいですが、

カメルーン政府がそれを許可せず、

結果フライトキャンセルが相次ぐ状況です。

 

JICAの方針としては、

コロナの危険性から逃すために、

隊員は一時帰国の方向で変わらないようです。

 

そのため、

すぐにでも飛行機が出発できそうなら、

乗り込む準備を整えておかなければならず、

全隊員が任地ではなく首都に滞在している状態です。

 

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数日間は首都のドミトリー生活でしたが、

コロナ集団感染を避けるため、

3日前からホテル生活となっています。

 

 

感染のリスクや風評被害の兼ね合いから、

不要普及の外出は避けるとの指示で、

現在は完成にホテルに缶詰め状態です。

 

 

 

率直に言うと快適です。

停電や断水はなく、

ご飯は朝晩ホテルで用意されており、

部屋はエアコン付き。

 

任地の我が家よりも、

圧倒的に生活水準が上がりました。

 

 

 

 

しかし贅沢と言われてしまいますが、

ホテル生活も数日を過ぎると、

快適から一変して退屈に変わり、

少々ストレスを感じることも増えてきました。

 

 

 

振り返れば、

一時帰国の指示があってから、

バタバタで任地を飛び出し、

ほとんどお世話になった人たちに挨拶する事もできず、

首都に来たものの飛行機が飛ばす、

ホテルに缶詰め。

 

ほんの1週間の出来事でしたが、

中々慌しかったように思います。

 

もちろん今回は一時帰国のためであり、

ぼくはもう一度任地に戻るつもりでいるため、

お別れを言えなかったことに対しては、

多少の心残りはありますが、

また戻ってきてからの活動を頑張ろうというのが現在の心境です。

 

 

 

さて問題は、

この与えられた暇という時間に対して、

どう過ごすかでしょう。

 

 

こういう時、

ぼくは自分をわがままな人間だと思ってしまいます。

 

休みが欲しくて休日を待ちわびた会社員時代。

時間はあってもお金はない協力隊前のニート期間。

そして今は、

時間もお金も余裕があるのに、

何もできない軟禁期間。

 

 

皮肉なもので、

やはり人と言うのは何事もバランスがあって

成り立つ部分が大きいと思います。

 

 

つまり、

そこそこ忙しく充実しており、

余暇を楽しむ金と時間がある。

 

個人差はあれど、

ぼくの経験上この状態が精神衛生上、

良い状態だと思いました。

 

 

 

今のぼくは、

自由な外出や買い物が制限され、

それと引き換えに有り余る時間を与えられました。

 

どう過ごすのが良いのでしょうか。

 

 

 

ぼくとしては、

せっかくの時間を無駄に過ごすのも勿体ないと

思ってしまうので、

 

本を読んだり

インスタで積極的に発信してみたり

筋トレしたり

今までの活動を振り返ったり

同期とトランプしたり酒飲んだり

 

そんな毎日です。

 

カメルーンにいながら、

ホテルで関わるのは日本人が殆どのため、

残念ながらフランス語を全然使わない状況が

勿体ないところではあります。

 

 

 

時間は平等に有限とよく言いますが、

本当にその通りだなと思います。

 

 

今自分が置かれている状況は、

自分の力では変えることが出来ないのであれば

その中でどう過ごすか、

中身の部分を考えながら過ごしたいと思います。

 

 

カメルーンに再び戻って、

充実した活動をするためにも。