元営業マン、カメルーンで教師になる

1994年26歳 求人広告/営業・ライター業務を経て退職。青年海外協力隊員としてカメルーンの小学校に勤務。充実した活動をアピールするよりも、現場経験のない自分が体当たりでどこまでやれるのか、そしてその中で感じた素直な気持ちを書いていきたいと思います。趣味はお茶と登山。

コロナショック①

最初は中国だけの話だったコロナウィルス。

それが人によって世界中に感染者が増え、

ついにアフリカの地まで感染者が増えてしまいました。

 

本当に色んな人が国境を跨いで、

様々な活動をしているのだと、

そしてこれがグローバル社会かと強く認識した

瞬間でもありました。

 

因みに先日の記事では、

カメルーンは感染者が0人でしたが、

今日時点で10名の感染者が確認されています。

(3月18日現在)

 

そしてこれは決してカメルーン

だけの話ではなく、

世界中で問題視されており、

その結果JICAは決断を下しました。

 

JICA、全派遣隊員に帰国指示 71カ国に1785人:朝日新聞デジタル

 

 

世界中の全協力隊員が一時帰国するのは、

異例のようで、

尚更コロナの脅威を痛感します。

 

全協力隊員の帰国決定にはいくつか理由があります。

・派遣国の医療環境の悪さ

・感染者拡大によるアジア人差別

 

この辺りが決めてでしょう。

特に2つ目のアジア人差別は、

カメルーン内で感染者が確認されてから、

かなりシビアになったように思います。

 

自分の任地で毎日歩いていた道でさえ、

コロナとバカにされて、

後ろ指を指されながらマイノリティとして受け入れている。

そんな状況がとても残念に思います。

 

ただ、カメルーンからしたら

よその国の病気を自分たちの国や村に持ち込んだ人間を

敵視するのは気持ちはわからなくありません。

(そもそも1年以上任地にいるぼくたちが、

コロナを持っている訳ないのですが…笑)

 

 

カメルーンではまだ確認されていませんが、

他の国の隊員は言葉だけでなく、

モノを投げつけられたり、暴力を受けたりと

直接的な被害を受けている現状が報告されているようです。

 

これを受けると、

カメルーンも近い将来そうなるのではないか…

そんな不安感もある現在です。

 

そして、

これは全協力隊員の共通認識だと思うのですが、

 

 

「なぜぼくたちはその国のためにボランティアで

活動しているにも関わらず、

こんな理不尽で不当な扱いを受けなければいけないのか。」

 

 

ここが精神衛生的にも

堪えるところであるように思います。

 

 

こういう時こそ、

強い気持ちを持って皆んなで乗り越えていきたいですね。

 

 

 

 

話は戻り、

協力隊員は一時帰国が命じられました。

それに対してカメルーンではどのような対応なのか…

 

 

少し長くなるので、

次の記事でお伝えします。