元営業マン、カメルーンで教師になる

1994年26歳 求人広告/営業・ライター業務を経て退職。青年海外協力隊員としてカメルーンの小学校に勤務。充実した活動をアピールするよりも、現場経験のない自分が体当たりでどこまでやれるのか、そしてその中で感じた素直な気持ちを書いていきたいと思います。趣味はお茶と登山。

誘惑による搾取

カメルーンのホテル生活と、

日本の自宅隔離期間を含めた4週間の隔離生活が終わりました。

 

過ぎてしまえばあっという間でしたが、

いざ引きこもるとなると、それは退屈との戦いでもありました。

 

煌びやかな日本生活満喫計画は数日で終わり、

次第に曜日感覚がなくなり、

日々に変化がなく刺激がない。

そして無駄を過ごしているような気がして自己嫌悪。

こんなループに陥ることもありました。

 

会社員時代は毎日休日が欲しいと考えてばかりでしたが、

実際に何もすることがなく時間だけがある状態では、

人は腐っていくのだろうと痛感しました。

 

 

そんな環境だからこそ、

しっかり自制して生活を送ることが大事だと考え、

カメルーンの時から続けていたフランス語の勉強や読書を

継続していました。

 

 

そんな時に誘惑になるのが、

・テレビ

SNS

・映画アプリ

 

これらは非常に強力な誘惑でした。

 

 

振り返るとカメルーンの時は、

我が家にテレビは無く、

ネットもWi-Fiがなかったため、

ネットはありましたが(回線は早くない)

常に1日の容量を気にしながらの生活でした。

 

従って、自分の気持ちとしては

娯楽があれば満喫したいけど、

「無いから仕方ない」という環境だからこそ

継続して習慣化できていたのかもしれません。

 

 

本当に娯楽は時間を忘れて楽しめるものであり、

それを狙って作られているが故に、

強烈な誘惑による時間泥棒でもあると感じました。

 

 

例えば、

世の中の社会人の多くは全く勉強や自己研鑽をしていないようです。

これは、ぼく自身もそうでした。

 

朝は家を出る時間ギリギリまで寝た後に出勤し、

帰宅するのは夜20,21時くらい。

帰ったらとりあえずテレビを見ながら遅めの夕食を食べ、

風呂に入ってベッドにたどり着くころには、

日付越える前あたり。

 

そしてベッドに入りながら、

だらだらSNSYoutube、ネットサーフィンをして寝る。

これを月~金の繰り返し。

そんな感じでした。

 

今こうして書いて、

客観的にみると、

ぼくの勉強時間は本当にゼロでした。

 

仕事がたくさんある。

疲れて何もやる気が起きない。

そんなことを当時は言ってたのかもしれません。

 

 

 

何かを変えるには、

環境から変えるべき!

そんな言葉が格言として出回っているような気がしますが、

本当に環境というのは大きいと体験しているからこそ、

尚更強く実感します。

 

もちろん環境が変わらずとも、

変えていける強い人もいるかもしれませんが、

大半は前者なんじゃないかと思っています。

 

 

 

 

STAY HOMEが叫ばれ続けている現在、

以前と置かれている環境が大きく変わりました。

 

この状況がすぐに終息すると考えづらいため、

必然的に家での過ごし方はとても大切になってくるのだと思います。

 

そんな時、

もしせっかくの時間を無駄にしたくないという気持ちがあるのであれば、

ちょっと時間泥棒と距離を置くことからはじめると、

いいのかもしれません。

 

 

 

これがぼくが隔離期間で感じたことです。

 

 

f:id:kake02:20200421220726j:image

彼が目を光らせて

ぼくの監視してくれることでしょう