元営業マン、カメルーンで教師になる

1994年26歳 求人広告/営業・ライター業務を経て退職。青年海外協力隊員としてカメルーンの小学校に勤務。充実した活動をアピールするよりも、現場経験のない自分が体当たりでどこまでやれるのか、そしてその中で感じた素直な気持ちを書いていきたいと思います。趣味はお茶と登山。

【概要編】協力隊の選考

順番が前後してしまいますが、

そもそも協力隊に応募する前段階を書いたことがなかったため、

今回から数回にわけてお伝えしていきます。

 

協力隊の選考スケジュールは?

選考内容は?

面接はどうだった?

 

など気になる方に対して自分の体験ベースで書きます。

 

 

選考スケジュール

応募・選考プロセス 内容
2月

3月
8月

9月
応募

応募登録(ウェブ応募)
2020年2月20日(木)~2020年3月30日(月)正午締切

5月 11月 一次選考

人物審査、健康審査、語学力診査を行います。

一次選考合否通知

合否結果を通知します。

6月 12月 二次選考

JICAが指定した会場で実施します。
面接(職種によっては試験や作品の提出もあります)を行います。

7月 2月 二次選考合否通知

合否結果を通知します。
一次と二次の選考結果を各国からの要請と照らし合わせ、総合的に判断し合否を決定します。

 

引用元:応募から派遣スケジュール(一般案件)

 

協力隊の選考スケジュールは春と秋の年二回行われます。

選考は3つあり、

・書類選考(健康診断、語学力証明、職種別課題)

・人物面接

・技術面接

となります。

 

1次試験が書類選考で、

書類をパスすると、

1日でまとめて人物面接と技術面接を行います。

 

書類選考においては、

履歴書のような指定フォーマットに志望動機を書くほか、

健康診断の結果や自身の語学力を書類として併せて提出します。

 

健康診断に関しては、

途上国で2年間生活をする上で耐えられる健康状態を鑑みることから、

比較的厳しい審査が行われるようです。

大きな持病などは事前に申告する必要もありますが、

現状の健康状態の数値がなによりも大切なようです。

 

書類選考の健康診断で引っかかり、

1度は不合格になったものの、

生活習慣を整え再チャレンジして合格したという方も珍しくありません。

 

語学力に関しては、

英語であれば英検3級または、TOEIC300点以上とハードルは決して高くありません。

もちろん高得点に越したことはありませんが、

ここではこれから新しい言語を学ぶ上での語学に対する基礎的な学ぶ姿勢や、

能力を判断しているようです。

従って語学力の心配は特に必要ないと、ぼくは思います。

 

最後に職種別課題。

これは職種によって課される課題で、

その職種の観点から意見を問われる小論文のようなものです。

ぼくが受けた小学校教育では課題がなかったため、

具体的な内容は定かではありませんが、

JICAの求める人物像とすり合わせを行なっている目的があると思います。

 

 

 

選考スケジュール(ぼくの場合)

ぼくの場合はこちら。

→11月 書類提出

→12月 書類選考通過

→1月   面接

→2月  合格発表

 

2018年の秋募集に応募をしました。

9月か10月頃に全職種の要請内容(派遣されたときの活動内容)が公開され、

11月に書類を提出。

webで書類選考の結果が通知されるとともに、

自宅に郵送で2次選考の案内が届きます。

 

既に面接の日程が固定されているため、

その日程に合わせてスケジュールを調整します。

面接会場は東京や大阪ほか各地で行われているようです。

ぼくは神奈川出身なので東京会場は特に問題ありませんでしたが、

人によっては関西から東京会場に足を運んだ人もおり、

どのように決めているのかは定かでありません。

 

面接試験はお正月明けてすぐでした。

人数が多いため1日かけて行われますが、

そのほとんどは待ち時間でした。

 

選考から約1ヶ月後の2月に面接結果が発表され、

そこには合否とともに、

派遣時期と派遣国そして学ぶべき言語が確定します。

 

 

※注意点

・書類選考の段階で希望要請を3つ選択できますが、

あくまでも希望でほとんど本人の希望通りにいくことはないようです。

協力隊のスタンスとしては、要請の適性に沿った人材を選択しているため

定員に空きがあったとしても無理に埋めようとはしていないようです。

例えば小学校教育の要請数60件に対して、合格者50人ということもあります。

 

・面接会場で派遣時期に関する調査表が渡されます。

派遣時期は年間で3つに分かれており、

それぞれ1次隊・2次隊・3次隊と区分されています。

(ぼくの時は4次隊までありました)

この調査票は「この隊次だけはスケジュール的に難しい!」というのを

確認するもので、

自身の参加が難しい隊次のみチェックする形式です。

ぼくは1次隊は仕事の兼ね合いで難しいと判断して、

それ以外の隊次でお願いしたところ、

3次隊になりました。

 

 

準備すべきこと

情報収集

募集時期になると全国各地で説明会や、職種に特化した説明会が開催されます。

他にも「途上国に不安がある人向け」「語学力に不安がある人向け」「新卒参加向け」

などバリエーションは豊かです。

 

まずは大枠を掴むために、

説明会に参加すると有益な情報を掴むことができます。

ゲストスピーカーとして協力隊OBOGが自分の体験を話してくれるため、

よりイメージが湧きやすいのも嬉しいですね。

ぼく自身も横浜のJICA事務所主催の説明会に参加していました。

 

ほかに、情報収集の手段として

協力隊のOBOGが書いているブログも参考になると思います。

選考ではわからないなりに、どれだけ派遣される途上国について理解があるか

面接官から見られるため、自分の考えと現実のギャップを埋めるために有益です。

 

以上概要編でした!

次回は書類選考について深掘りしていきます。

よろしくお願いします。

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