暇だから焚き火した
先週1週間は、
行事の準備のため授業はほとんどありませんでした。
1つは週末金曜日に初等教育省の人たちが、
ぼくの任地ムフーに視察に来たため。
日本でいう文科省の人たちが、
市町村にやってくるようなイメージであり、
学校の先生たちに聞いてみると、
そう滅多に来ることがない貴重な機会だそうです。
そのため、
授業を潰して当日披露する出し物を練習したり
大忙しの様子でした。
当日は小学校の教員全員駆り出され、
セレモニーに出席しました。
ぼくのイメージでは、
視察とのことだったので学校を見学したり
授業見学とかするのかと思いましたが、
道路を封鎖し、町の中央広場でセレモニーや
スピーチをして終わり。
出し物をできる子どもは先生から選抜された
少数の子どものみで、
それ以外の子どもたちは学校ごとで
道路の両脇を囲むように並び、
直射日光にさらされながら、セレモニーが終わるまで立ち続けていました。
スピーチの内容は、
フランス語圏と英語圏の内容や、
平和やテロ撲滅などよくある話だったと思いますが、
退屈すぎて気付いたら寝てました……
こういうカメルーンのイベントでは、
毎回本質が捨て去られた大人都合の催しで、
非常に退屈してしまう自分がいます。
2つ目は、
今週の2/11に行われる「青年の日」と言われる
日に向けた準備です。
当日は祝日でお休みなのですが、
小学校〜高校の子どもたちは、
メインとして町を行進します。
カメルーンでは何かイベントがあれば、
行進をする。
それくらい行進が好きなのか、
この行進にかなりの熱を入れており、
1週間前からグラウンドで毎朝練習をしています。
前日には実際に道路を封鎖して
本番さながらの行進を行います。
当日はぼくも見学者として参加する予定です。
前置きが長かったですが、
こんな感じの1週間で、
不完全燃焼だったのもあり、
隣の大家の子どもと焚き火をして楽しみました。
BBQなどやることはないようで、
子どもたちもとても楽しんでいた様子でした。
料理の大半はこちらで用意したのですが、
やっぱり全部タダで振る舞うのは、
今後を考えても良くないので、
1人一品持ち寄り+薪拾いのお手伝いをお願いしました。
食べ物は4人で小さい茄子4つだけでしたが、
約束通り沢山の薪を拾ってくれたので、
一応今回はOKということで!
醤油ベースの味付けも気に入ったようで、
楽しい時間でした。
火を囲むと自然と会話が進み、
子どもたちが将来どんな職業に就きたいなど
語ってくれました。
小学生と中学生でしたが、
夢を持って頑張ろうとしている姿は
素敵だと感じた瞬間でもありました。
その後は同僚隊員と火を囲んで、
日頃の活動についてや悩み、
今後の進路など色々な話をしました。
3人ともそれぞれバックグラウンドが違うからこそ、
色々な意見が聞けていい時間でした。
日本では直火の焚き火は禁止したり、
音や煙で近所迷惑を気にするところもありますが
そこは緩く適当なカメルーンだからこそ、
成立するのかもしれません。