元営業マン、カメルーンで教師になる

1994年26歳 求人広告/営業・ライター業務を経て退職。青年海外協力隊員としてカメルーンの小学校に勤務。充実した活動をアピールするよりも、現場経験のない自分が体当たりでどこまでやれるのか、そしてその中で感じた素直な気持ちを書いていきたいと思います。趣味はお茶と登山。

暇だから焚き火した

先週1週間は、

行事の準備のため授業はほとんどありませんでした。

 

1つは週末金曜日に初等教育省の人たちが、

ぼくの任地ムフーに視察に来たため。

 

日本でいう文科省の人たちが、

市町村にやってくるようなイメージであり、

学校の先生たちに聞いてみると、

そう滅多に来ることがない貴重な機会だそうです。

 

そのため、

授業を潰して当日披露する出し物を練習したり

大忙しの様子でした。

 

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当日は小学校の教員全員駆り出され、

セレモニーに出席しました。

 

ぼくのイメージでは、

視察とのことだったので学校を見学したり

授業見学とかするのかと思いましたが、

道路を封鎖し、町の中央広場でセレモニーや

スピーチをして終わり。

 

出し物をできる子どもは先生から選抜された

数の子どものみで、

それ以外の子どもたちは学校ごとで

道路の両脇を囲むように並び、

直射日光にさらされながら、セレモニーが終わるまで立ち続けていました。

 

スピーチの内容は、

フランス語圏と英語圏の内容や、

平和やテロ撲滅などよくある話だったと思いますが、

退屈すぎて気付いたら寝てました……

 

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こういうカメルーンのイベントでは、

毎回本質が捨て去られた大人都合の催しで、

非常に退屈してしまう自分がいます。

 

 

2つ目は、

今週の2/11に行われる「青年の日」と言われる

日に向けた準備です。

当日は祝日でお休みなのですが、

小学校〜高校の子どもたちは、

メインとして町を行進します。

 

カメルーンでは何かイベントがあれば、

行進をする。

それくらい行進が好きなのか、

この行進にかなりの熱を入れており、

1週間前からグラウンドで毎朝練習をしています。

 

前日には実際に道路を封鎖して

本番さながらの行進を行います。

 

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当日はぼくも見学者として参加する予定です。

 

 

前置きが長かったですが、

こんな感じの1週間で、

不完全燃焼だったのもあり、

隣の大家の子どもと焚き火をして楽しみました。

 

 

BBQなどやることはないようで、

子どもたちもとても楽しんでいた様子でした。

 

 

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料理の大半はこちらで用意したのですが、

やっぱり全部タダで振る舞うのは、

今後を考えても良くないので、

1人一品持ち寄り+薪拾いのお手伝いをお願いしました。

 

 

食べ物は4人で小さい茄子4つだけでしたが、

約束通り沢山の薪を拾ってくれたので、

一応今回はOKということで!

 

 

醤油ベースの味付けも気に入ったようで、

楽しい時間でした。

 

 

火を囲むと自然と会話が進み、

子どもたちが将来どんな職業に就きたいなど

語ってくれました。

 

小学生と中学生でしたが、

夢を持って頑張ろうとしている姿は

素敵だと感じた瞬間でもありました。

 

 

 

その後は同僚隊員と火を囲んで、

日頃の活動についてや悩み、

今後の進路など色々な話をしました。

 

 

 

3人ともそれぞれバックグラウンドが違うからこそ、

色々な意見が聞けていい時間でした。

 

 

 

日本では直火の焚き火は禁止したり、

音や煙で近所迷惑を気にするところもありますが

そこは緩く適当なカメルーンだからこそ、

成立するのかもしれません。